実感は願望も手伝ってかまだ秋真っただ中なのですが、実際は立冬ど真ん中なんですよねぇ。巷はジングルベルやら年末やらで師走モード漂い始めておりますが「そう急かすなや、まだ11月だっつうの」と不満げなのは私だけでしょうか?

とは言っても山の季節は一足も二足も早いもんです。約一月ぶりに山歩きへ出かけてきました。
実際は前日ギリまで海案と山案とがせめぎ合っていましたが、天気予報の「明日朝はこの年一番の冷え込み・・・」の一報で山案で可決されました。

この季節は特に日が短いので朝早行動必須、まだ暗いうちからのやさしがを出発。現地へはけっこう早く着きましたが既に5台ほど先着。車を降りると「寒っぶぅ~」・・・いやいや待て待て吐く息は白くないし(たぶん10度前後)、ここで慌てて着こんでもどうせ数分後には暑くなって脱ぐパターン。ちょっと寒かったですが肌寒いくらいの服装で7時前に出発しました。

登りが赤ライン、下りがピンクラインの八の字周遊ルート


スタートは川沿いを向かいます。


あちこちでぶら下がってました。やってみたいのですが、たぶん町田では暖かいすぎてダメですね。


乾徳神社の横を通り、徐々に山中へ


20分ほどで登山道入り口に


最初は杉並木、どこもだいたいが杉並木始まりなんですけどね


杉並木を抜けると紅葉樹林帯、まだ若干葉っぱ残ってるでしょうか

もう既に体は暖まってますが気温はまだ低く脱ぐほどではありません

徐々に山間にも朝陽が届いてきました。

っと同時に体温急上昇、暑っ💦もう脱ぎます


紅葉樹林帯からカラ松林へ。ココはバリエーションに富んでいて飽きさせない山の一つです。

ヒノキが出てきました。


再び広葉樹に変わり、足元に岩がゴロゴロしてきました


徐々に標高を上げてゆくにつれ広葉樹の葉はもうすっかり落ち切ってます。

一月前の登山は負荷軽め、そしてその前はというと4月に行ったきりなので、かなり自信なかったですが思いのほか快調です。

チェックポイントの水場(錦晶水)にきました。

なんかココに着たとたんにググっと冷え込みます。
水のせいか?日が当たらない北面のせいか?はたまた標高のせいか?

日向が恋しい!木々の合間から乾徳山を取り巻く岩群であろうお山が!
ココは寒々ですが、向こうはぬ(温)くそうだなぁ


どうりで寒いはずです。気温だいぶ低いようです。自分史上、この冬霜柱初観測。


スタートから約2時間、国師ヶ原に到着。けっこう疲れました、日の当たるフカフカ落ち葉の上で大の字ガッツリ休憩


そして次のチェックポイント扇平へ
Go!


この辺りから大きい岩がポツポツと点在しはじめます。何やらネーミングも



この岩には滑り止め用のチョーク跡が、バチ当たりかボルダリングしたに違いない。

因みにこんな岩をロープを使わずに登るのがホントのボルダリング。室内のやつはあくまでもボルダリングの疑似体験なのです。

木々がまばらになり、なんかちょっと視界が開けてきた


そして鹿現る。ここ来る度に遭遇率100%


国師ヶ原から更に30分ほど登ってnext check point 扇平に到着
真っ青な空、開けた草原。もうヤバいっす。

そして振り返るとコレっすもん♪

ここへきて急に脚にきました、もうオケツとふくらはぎパンパン。
でもあと1時間ほどで頂上なのでサクッと水と栄養補充だけして向かっちゃいます。

扇平の草原から再び雑木林へ突入、ほんと変化に富んでるんですココ


再び岩ゴロゴロ地帯

進むにつれ岩のサイズが大きくなってゆき

手を使うよじ登り系へ

寒々しい水場辺りから見えた乾徳山を取り巻く岩群、そのエリア真っ最中です


下ったり


登ったり



そして岩頭群最後の砦、まさに鳳岩
ちなみに自身の無い方は迂回路もありますのでご安心下さい。


ココを越えた上が頂上です。


乾徳山(2,032m) 頂上に到着イエィ♪


ココは3回目、もしかすると4回目ですが毎回曇りとか霧なんて時も
こんなにスッキリ晴れたのは初めて


ちょっと写真では確認できないかもですが遠くの方には一月前に行った金峰山の五丈岩

ZOOMすると、赤矢印の稜線を行きました。


1時間ほど前にいた扇平の草原が眼下に広がってます。

その奥にあるのが広大に建設された太陽光パネル ZOOM

電気の恩恵に授かる者としては文句をつける気などさらさらございませぬが、人類の大切な課題として考え続けなければならないかもしれませんね?・・・なんてね

頂上からの眺めは最高なのですが風は冷たく気温も低いので早々に撤収
鳳岩へは戻らず、こんどは岩群の反対側をおります。高度感ありますが慎重に降りればなんてことありません。


下りもなかなか険しいですけど、ほんの一瞬だけ


水のタルってとこにきましたが、地図ではこの手前で下るとありますが・・・
更に進むと別の頂きへ行ってしまいそうですが・・・もう少し進んでみることに


あったぁ~、さっき虎ロープが張ってありそこは旧道でココが新道のようです。

↑看板の「※ガレ場の急下降あり」は伊達ではなかったようです。
ガレ場とは石がゴロゴロしたところを言います

けっこうキツイっす。急な為、加速がつくのをブレーキをかけながら降りなければならないので意外と筋力を使うのです。ブレーキかけきれず転げ落ちる降りきった頃には膝ガクガク脚ワナワナ、特に前モモパンパン

降りきったら今度はほぼほぼ横移動に近いゆる~い下り、一番最初の休憩地点の国師ヶ原へ向かってます。


苔苔エリア現る、ほんといろんな顔がある山です


ココを抜けると落ち葉フカフカ広葉樹エリア、チェックポイントが見えてきました。


頂上から1時間半弱、避難小屋の高原ヒュッテに着きました。
もうヘロヘロっす。ココでお楽しみに残しといたメロンパン注入とガッツリ休憩

なかなかゴージャスな避難小屋です。前に積んであるのはマキでしょう。次は鹿ナベか?


さ~てと!たっぷり休憩とったし、駐車場まで残り1時間半ほど一気に下っちゃいます。
とりあえずは尾根道に出るまでは真横移動


20分ほどで尾根道み突き当りました。ココから苦手なブレーキをかけながらの下り

ココはあまり通られてないのでしょうか?道が落ち葉で埋め尽くされたままです。足首まで埋まるほどですが、それがフッカフカクッションになって妙に膝にやさしい。

でも所詮は下り、さっきにガッツリ休憩が帳消しになったようです。もう前モモパンパンで半ベソ状態(笑)。

ひたすら、ひたすら、ひったすら下りにくだり降りて、なんか集落が木々の合間から見え隠れするようになってきました。赤松林


はぁ~道路が・・・


無事に完結いたしました。ホントにお疲れっした、俺


この夏は海三昧だっただけに登る筋肉はつかっておらず、ほんと効きました。
貯筋しただけではダメですね、ちゃんと有効活用せねば!
ちなみに当日の夜スネ筋が攣り、翌日階段を降りる時は脚ワナワナ状態。
良い天気に恵まれて楽しかったぁ♪
MAX充電完了
やさしが営業中