いきなりの質問ですが「マーフィーの法則」って聞いた事ありますか?
それは「人間が思い浮かぶ全ての失敗をいつかかならずおかす法則」だそうです。
まさか俺に限って・・・、だとかそんな失敗ありえないって事でもいつかやらかっしゃうって事だそうです。
僕にとっても例外ではありませんでした。
ちょっと前に大菩薩嶺へ行った時の事です。
朝の集合時間がちょっと早かった為、前乗りして車中泊をする事しました。
前夜、営業が終って出発し現地近くに着いたのは夜中、そして車中泊ポイントをお寺の駐車場に決め明日に備え早々に寝る事にしました。
寝袋に潜り数十分後、何やらトタン板が風にあおられるような「パターン、パターン」と言う音が。最初は気にしませんでしたが規則正しい間隔で定期的に鳴る事に気づき、しかも風はほとんど吹いてない事もあり気持ち悪くなりポイントを変えることにしました。
そして最終的に行き着いたのが小仏トンネルを抜けた直ぐ脇にある道の駅。気を取り直し再び寝袋へ。ちょっと肌寒く寝るにはこの上ない快適ぶり。おかげで速攻で寝入る事ができました。
翌朝、尿意に起こされたのが4時半くらいだったでしょうか。瞬時に僕の左脳にあるスーパーコンピューターが
(集合時間8時)-(4時半)=(まだ2度寝の余地あり)→(チャッと済ませて再び寝よう)
と凄まじい解析能力ではじき出し、僕はそれに従い眠い目を擦りながらぬっくぬく快適寝袋から意を決して抜け出けだしトイレへダッシュ。
外は寒かったですがトイレは目と鼻の先「羽織り物を探すのもめんどくせー」短パン、Tシャツ、ビーサン姿と言う事も付け加えときましょう。
「あー、スッキリー!」そしてドアノブに手をかけたところ「んっ?あれっ?うそでしょ?」
あ、か、な、い? ま、さ、か?
そして寒い中、僕の服装はまさか、嘘でしょ、ばっかじゃねーのトロピカーナバージョン。
やっちまいましたキー閉じ込、絶対犯す事はないと信じていたキー閉じ込。
「おい、どうしたんだい俺の左脳、あの時のスーパーコンピューターぶりは」
この時キーは刺さったまま。
「えっ?警告音とか鳴らなかったの?」て思いますよね?
これが運転席から出てれば鳴ったんですが、後ろのドアから出た場合は鳴らないようです。
皆様、さぁ今すぐご自分の車の警告音機能をお確かめ下さい。
財布、携帯は窓に向こう側、こんなに窓ガラスが分厚く頑丈に感じた事はありません。
さてさてどうしよう?
若干プチパニックを抑えるべく、まずは深呼吸、そして冷静に冷静にを自分に言い聞かせ。
数分後「んっ、もしかすると今開くかも?」と試みること数回。
「開くわけがねー」←今思うとまだ冷静になれてなかったんでしょう。
いまや左脳のスーパーコンピューターは役立たず、右脳の真空管に火がともる時がきました。
まずは「集合時間に間に合わないかもしれない」の旨を伝えなければ。
集合場所まで歩く?ここから10キロくらいあるしビーサンではムリムリ。
いや、まだ時間はある。まずはキー閉じ込み解除に専念しよう。
JAF?加入してないと高額だし、とりあえずは保留
そうだ自動車保険のロードサービスでカバー出来たはず、
にしても携帯なし、現金なし、電話番号なし
売店が開けば助けを求めれる、
でも、それまで待ってたら待ち合わせ時間に間に合わないし心配をかけてしまう
誰かに携帯を借りようか否か、モジモジしつつ
あっちうろうろ、こっちうろうろ
110番だったら公衆電話から無料でかけれるぞ、
いやいや、ないない、その前にまだ出来る事があるはず
最終的に意を決して道の駅に入ってきたおっちゃんに声をかけてみた
「あのー、かくかくしかじかでテレフォンカードなんぞをお持ちでないでしょうか?」
最初は不機嫌そうに面持ちで おっちゃん:「持ってないな―、俺の携帯使う?」
右脳:なぜか躊躇してしまい「それはー」と返す
おっちゃん:「いや、あるある、あるけど度数少ないかもよ」
度数なんてひっさびさに耳した
右脳:「後ほど新品を郵送するので、これ頂けませんか?」
おっちゃん:「まだここに居るから、ともかく電話してみな」
そして僕は104で保険会社の事故対応0120番号をようやくゲット
僕の携帯番号と名前、生年月日だけで本人確認でき
1時間ほどで業者さんが到着しますとの事
因みにロードサービスでカバーできました、更に因みに有料だったら1万5千円だそうです。
そうしてそして集合時間にも余裕で間にあったとさ。
おっちゃんには新品テレカを送ろうと住所と名前をお聞きしましたが
おっちゃん:「これも何かの縁、またいつか会えますよ」
と名乗らずに行っちゃいました。かっこいい。
最初に「不機嫌そうに」と書きましたが、実は親身に考えてくれたとっても優しい方でした。
本当に助かりました有難うございました。
感謝感謝の一言につきまする。m(_ _)m
近年、自動車保険にロードサービス付きはあたりまえと言っても良いでしょう。
しかしサービス内容は会社によって微妙に異なるようです。
例えば今回のロック解除は年一回まで無料とか、何回でも無料とか
ガス欠対応が付いていたり、いなかったり
そのほかパンク、レッカーサービス これからはオーバーヒートの季節だってやってきます。
みなさんにもマーフィーの法則当てはまっちゃうかもしれませんよ。
こんな事あったらどうしますか?
備えあれば憂いなし
まずはカバー内容のご確認を!
以上、私事のちょっと恥ずかしい出来事でしたが
こんな事が会った時どうするか再確認して頂く機会になればと思って書いた記事でした。
今回の事件はトタン板の呪いに違いない、あぁー恐ろしや~恐ろしやぁ~
寒い中1時間半以上、トロピカーナで寒かった、グスン!
よい経験、勉強になりました。