梅雨明け早々、山歩きに行ってきました。
目指すてっぺんは山梨県の甲武信ヶ岳の隣にある【鶏冠山(とさかやま)】、由来はその名の通りニワトリのトサカに見えるから。
去年くらいに見聞きして以来、そこそこ近い事もあり行きたいリストの上位にランクしていた山です。今年の春から何度か計画しましたが雨で流れ、やっと今回訪れる事ができた山です。
でも、この山への登山道は山地図に載ってないんです。
困ったときのGoogle頼み、確かに一般的なルートとは逸脱しているような情報もありますが結構みなさん訪れているようです。
標識は頻繁に設置されているようだし、とっても危険でもなさそう。
登った道を下るのピストンルートなので最悪ヤバかったら引き返せしゃいいし
それより、何より『素敵なライン』とやらを堪能してみたく、ムフフっ♪
でもやはり丸腰で行くのは無謀なので、ググりまくりで自作地図
難路や迷いやすいところ等々、先人の情報に感謝
とは言ってもネット情報なので超念のため早めの行動、5時スタート
このPの上に架かってる陸橋、覚えといて下さい。このブログ最後の方に見下ろしショット載せます。
ルートはこんな感じ、赤↓がてっぺんです
最初は本流沿いの遊歩道を西沢傾向方面へ進み「二俣吊橋」
橋の上から川下へ向かってのショット、この橋は東沢に架かってます。
この川沿い(赤い線)を歩いて来ました。
この画角、秋の紅葉はんぱねぇっすよ
そんで東沢、上流へ向かってのショット
遠くの尖がりは正しくてっぺん↓
左からエッジ沿いの縦走路、胸踊るぜぃ(^^♪
しばし西沢渓谷方面へ向かうと、ドでかく「西沢渓谷」の看板
そして横に申し訳なさそうに「鶏冠山→」の標識
更にその横に鶏冠山標識の推定50倍以上の警告看板
ちょっと身が引き締まりました。
ここから西沢ではなく沢の音を左に聞きながら東沢沿いに進みます
しばらくして「鶏冠谷出会」
材料現地調達かん満載のトムソーヤ的な素敵な橋
ここで東沢を離れ、支流沿いに登ります。
さてさて、ここから登山道はじまり始まり
間もなく支流を離れ、斜面を登ったらひょっこり尾根道に出ました
迷いやすいとか、不明瞭とか書いてありましたが
こんなに歩きやすい快適な尾根道とは
っとルンルン気分も最初だけ、急登は辛い
いくら快適でもひたすら続くと・・・
朝日が差し込み始めました。暑くなる前に標高あげたいところです。
ムムッ、ちょっと毛色が変わってきた
シャクナゲのトンネル、どっかで見たことがある後景
一昨年の甲武の時も現れた同じ光景です。沢一本挟んだ隣の尾根道ですから当然でしょう。って事はあの時の場所と同じくらいの標高に差し掛かったって事ですね。
この辺りから、さっきの快適尾根道からガラッと変わってきました。
難路、そして迷い易いとはこの事か、更に注意深く進みます。
四つ足歩行の頻度が増えてきました
よじ登る
ようやく次のチェックポイントに到着「チンネノコル」
たぶん鶏冠山へと連なる左の端っこのところに着いたと思います。
しばらく雑木林の急登を急上昇
進ほどに「生まれる寸前」っと確信へと変わります。
ムムッ、ムムムムッ
オギャー、男の子です。元気なおじさん生まれました。
って感じのいきなり解放感
第一岩峰の先っぽで、しばし堪能、高度感満点
ここ第一岩峰から第二岩峰→第三岩峰→鶏冠山へと続きます。
本日のクライマックス、てっぺんへ続くエッジを進む「素敵なライン」
とやらは正にこの事、クゥ―――――ヤバいっす!
そびえ立つ「第二岩峰」 Let’s climbing♪
「第二岩峰」をよじ登る
そんで振り返る
こんな吹きっさらの岩壁の合間にも
「エチゴキジムシロ」
いよいよクライマックス中のクライマックス、号泣して前が見えましぇん
今回は迂回せずに突き進みます、よじ登ります。
振り返りショット、ちょっと怖かったですが無事登れました。
※因みに第一・第二は鎖がかかってるので恐らく、たぶん、きっと大丈夫・・・かもしれません???ただ第三はクライミング経験がない人は迂回路をお勧めします。
もう目前、登り切ったその先は、はやる気持ちを抑えて一本道を突き進みます。
あれ?あれあれ?
標識曰く、戻れってか?
てっぺん過ぎてる?見落とした?そんなバカな!
自作の地図ではいまいち心配だし、標識を信じて来た道戻る事に
この後、第三岩峰迂回路の標識まで戻るも頂上見つからず
今度は迂回路を行ってみる事に
そしたら何と何と、ずーーーーーーーーーーーーーっと
ずっと見たいと思っていた「銀竜草」発見
迂回路道の脇にひっそり咲いてました。
テンション上がってOooooh!って声出ちゃいました。欧米か?
その後、またさっきの標識にぶち当たり
同じくもう一度標識の指示通りに進んだ先に、ちょっと分かりずらい脇道発見、
その先にてっぺんありました、はいチーズ!(2,115M)
見晴らしはこんな感じです。
雲は多めでしたが天気は申し分のない夏晴れでした。
最近の血気盛んな雲が気になりつつも、小一時間ほどまったりしてから頂上を後にしました。
帰り道、第二岩峰からの見下ろしショット。薄っすら見えるのが駐車場の上に架かる陸橋です。
帰り道「鶏冠谷出会」まで下ると梅雨明けギンギンサマー前回
一気に下り降りたせいもあり、汗が噴き出てグッチョグチョ
居ても立っても居れず行水決行
超ぉーーーーー気持ちういぃーーーー極楽とはこの事だぜ
なんか視線感じる
ふと横を見るとおじさんの入浴シーンを覗き見るヤツ(笑)
もしかすると、ソプラノボイスの持ち主「カジカガエル」かも
お見守りどうも有難うございました。
何事もなく無事に戻る事が出来ました、パンパン
さーてお次は何処へ行こうかなーって、だいたい決まってるんですけどね。
やさしが営業中!