ちょっと前に、「高尾山付近では山菜がピーク」とテレビでやってました。
山菜狩りあこがれるなー、でも誤食が怖いなー
この時期の山歩きは、そんな事を思いつつ考えつつ足元の草っ葉が気になりながら歩ってます。
つい先日も
「あれ?これ食えるんじゃね?」とか
「このワカバ美味しそう」なんて事を観察しながら丹沢は大山へ行ってきました。
大山は去年、一昨年と訪れているのですが二回ともコマ参道を抜けてケーブル使わず男坂・女坂経由。これが一番メージャーな大道ルートと言ってよいでしょう。
でも今回は思考を変えて、わりと静かなルートの日向渓谷方面からのアプローチをする事に。
気になる天気は一応写ってるように青空ですが、厚めで濃ゆめな雲も浮いとりますけど
ゲートを抜けると、のどか~♪な棚田が広がってます。
水が張られて、まさに田植え間近
そんなんを横目に坂道を登ったドン尽きが
道沿いに長ーく延びた駐車場
たぶん・・・ですが紅葉などの混雑期はココ穴場かも
到着早々、周辺を散策してると最初に僕の触覚にビビーンっと反応したのが
メタリックボディーに歌舞伎役者バリなメイクを施したカッコイイ奴
アカスジキンカメムシ
触れなくて良かった、オイニー君でした。
でも名前と色と合致しないですよね?
実はこ奴はまだ青二才の未熟者の幼虫でした。
成虫姿が気になる方はググッてみて下さい、なるほどガッテンしますので。
さてさて、今回の山行はこんな予定で行く事に
赤い矢印が順路です。
そんで地図の下の方の「こま参道」と通るのが大道ルートですね。
今回は短く軽めなのでゆっくりめの出発となりました。
登山道への入り口へはキャンプ場?バンガロー?の中を抜けて
その先に登山道がありました。
最初にめざすチェックポイントの「見晴台」の標識
この看板の奥に「クマ出没」看板も立ってましたが、これ脅しではないようなのですよ。
昨今、人里近い場所でも普通の目撃されているよなので十分注意が必要のようです。
この後、尾根に出るまでしばらくこんな感じの急登が続きます。
新緑の森が超気持ち良くも、超清々しくも
山椒の若者があっちにも、こっちにも
ホウチャクソウ
そして急登が終わり尾根へひょっこり出ました
尾根からは視界は広がり解放感に足取りも軽快になるってもんです。
陽差しは強かったですが空気が冷たかったので実に爽快
向かいのお山の中腹に新緑に取り込まれそうな感じの建物
阿夫利神社下社
下山時にそちらを通りますので全貌は後ほど
そして第一チェックポイントの見晴台
見晴らし台」とは名ばかりで、そこから広がる景色は雲に阻まれ残念なお先真っ白
でも最近、僕はそんな星周りのようで、もう慣れました。
ここから頂上まで、あと一時間ってとこでしょうかね
針葉樹林帯を通り
まだまだ新緑に混じってツツジも咲いてますよ
森に飲み込まれる寸前の街並み、やっぱ新緑いいわー
広葉樹林帯もありますよー、バリエーションに富んでますよね
そんで無事とうちゃーくのハイチーズ
そしてバックは何も見えずっと♪ もう、慣れっこっさ、グズンッ
頂上でしばしウダウダしてたら嬉しい事に雲が履けてくれました
こんなに見渡せたのは久々かもしれません。
さてさて下りは定番ルートと逆周りです。
途中に富士山絶景ポイントも見えず
しょうがないから下を観て歩く事に、ってわけではありませんが
ツルキンバイ
クワガタソウ
ヒメレンゲ
まだまだ開花時期継続中
樹齢がなんと五・六百年の夫婦杉
アバウト過ぎて「ごろっぴゃくって?」っとツッコンどきました
チンタラ下って一時間ちょっとかかったでしょうか。
この急階段を降りきった所が
登りで向かいの山腹に見下ろした阿夫利神社下社
資材を運ぶ都合か?はたまたアクセスが容易という大工さんの都合からか
頂上に御鎮座まします本社とは雲泥の差に疑問を抱くのは僕だけ?
良い陽気のせいかお参りする人けっこういましたよ。
森のモザイクと青い空を背景に寺院が絵になります。
境内から見下ろす参道も素敵でしたよ
ここまではケーブルでこれますので天気のいい日に是非!
ここから、再び最初の見晴らし台へ向けて平坦な横移動
二重滝を横目に見つつ
行きは視界真っ白だった見晴台も、今度はご覧の通りの青空
「パンチはちょっと軽めな大山」っと思っていつも登るのですが
「なかなかどうして、登ってみると心地よい疲れ」と感じるのもいつもです。
今回も例外ではありませんでした。
なんといっても久っさ々の青空トレッキングだったので楽しさ倍増でした。
雨登山あってこそ青空登山が引き立つもんですね~。
いや、めでたしめでたし♪
ってまだ終わりじゃありませんよ~、もうちょっとお付き合い下さい。
このルートを計画している時から地図上で気になっている所へ帰りに寄ってみました
日向薬師
きっと有名なんでしょうけど
寄ってまぁびっくり泣く子もだまるThe 重要文化財
っにしても雰囲気に神々しさ的オーラまったくなし
これって本堂?って感じで写真も写す気にもなれず
それでも、細い道の先の奥の方にも何かありそうなので進んでみると
ありました、こっちが本堂でした。
残念ながら改装工事中
綺麗に吹き替えられた藁ぶき屋根が足場の向こうに見え隠れしていました。
職人さんのザ・仕事って感じでオーラビンビンでした。
この辺りはヒガンバナで有名らしくあぜ道沿いにびっちりのヒガンバナで埋まるとか
その時ばかりは賑わうようですね。
工事日程は以下の通りです。
大山・ヒガンバナ・きれいになった日向薬師の三つ巴で訪れたいものですが
残念ながら今年の花の咲く頃は未だ工事中のようで、たぶん来年でしょうかね。
工事中でしたが、せっかくなので気さくなおっちゃんが営むお土産屋さんでゲットしました。
高尾山の天狗って、ここ丹沢の大山だし
おあとが、よろしいようで!
Reported by やさしが登山部