今年の季節はケーキを切り分けたかのようにハッキリとした移り変わりです。
ひたすら降り続けた長梅雨が終わった翌日から一変して猛暑の始まり始まり、まだ暑さに慣れてなかっただけにキツくなかったですか?
そして例年だといくら暑いとは言えどもお盆過ぎればそれほど・・・っと思いきやなかなかパンチのある残暑でした。
そしてそして先週の金曜日に待ってましたの秋の空気が入ってきました。

さてさて山の秋の進捗状況はどんなでしょうか!山歩きに行ってまいりました。目指す頂(いただき)は百名山の一つ、金峰山。前々回ブログで紹介したクライミングで行った廻り目平に車を止めて、そこからのピストンルートです。
天気予報は秋雨前線が入ってきていて不安定な天気で午後以降は雨の可能性もありそうなので早めの行動開始です。

しかも超早め、夜明け前の出発となりました。

廻り目平キャンプ場に車を止めて、ここから沢沿いの林道を終点まで1時間ちょっとのナイトウォーキング。長野方面での熊出没ニュースを聴いてるせいで真っ暗闇の森はかなり薄気味悪かった💦

「早く明るくなってくれぇ」とは裏腹に「天気を心配してなるべく進んでおきたい」が交錯してました。

ツリガネソウ、一瞬気がまぎれた


おぉ、正に希望の明かり。山の谷間の空が明るくなってきました。
しかし、どうやら空は雲に覆われ明かりが反映されましぇ~ん


無意識に早歩きになっていたようで、早めの林道終点に到着
ココに来る頃には明るくなる予定だったのですが・・・

ここからの登山道はできれば闇は避けたいところですが、待つのも勿体ないし、一人で居るのも怖いし(笑)
迷わないようにより気をつけながら進むことにしました。

まだ真新しい沢を渡る橋、ありがたや
この辺も去年の台風で根こそぎ流されたようです。


さてさて、ここから登山道です。空も薄明るくなり始めてます


森の中ではまだヘッドライトなしでは心細いですが、木々の合間からはテンションあがる嬉しい朝焼けの空


足元の植物も視界に入るようになってきました。


徐々に肉眼でも問題なく歩けるようになって、辺り一面苔むした森の景色が広がってました。


ヘッドライトが不要になる頃、野鳥の声も聴こえ始めてきます。活動開始の時間のようです。


シャクナゲのトンネル、花の時期は5・6月でしょうか


美味しそうなキノコ、食べれるかはわかりませんが


ひたすらシャクナゲ林が続きます。視界が塞がれるのでちょっと飽き飽き


シャクナゲ樹林帯を抜けると一瞬視界が開けました。
青(あお)ぉ~♪遠くの方にや稜線も見えます。


標高が上がったのか、斜面の方角が変わったのかココから森の雰囲気が変わります。


陽の光も差し込んできました。天気は今のところ良さそうです。


名前を調べようと思いましたが多すぎて難しすぎて諦めました。


「すこし」と言うのは山小屋までです。林道終点から2時間くらいかなぁ。もう一登り、山小屋でガッツリ休憩するぞ。ガンガレ俺!


まぁ彩&個性豊かな面々です。



金峰山小屋にとうちゃぁ~く
宿泊可能だったと思いますがコロナでやってるのか否か?

ここが森林限界点というのもあり、遮る背の高い木々も無く冷たい風に吹きっ晒されます。
ここまではTシャツの下にアンダーを着て汗ばむくらいでしたが、持ってきたフリースとネックウォーマー、そして手袋装着。

燃料補給しながらの景色です。雲は多いものの、それはそれでコントラストがイイ感じです。


しかし頂上方面を見上げると・・・
プチってのが頂上にご鎮座ましますシンボル的な存在の五丈岩です。それがガスで見えたり隠れたりを繰り返している状態です。
ここから頂上まで30分弱、運よく景色を拝めると良いのですが


さてさて、最後のもうひと踏ん張り💪
背丈ほどのブッシュを進みます


これはキノコではありません。
苔だと思うのですが胞子と飛ばす間際でしょうか???


たぶんゴゼンタチバナ。めでてぇ感じしませんか?


頂上に近づくにつれブッシュが低くなってきました。


ちょっちょっちょっと待ってよ。見えなくなるぅ~
もう、すぐそこなのにぃ~💦

ガスが立ち込めてきました。

🏁とぉちゃぁ~く、金峰山(2,559M)。背景まっ白ですけど


頂上は冷たい風が晒されてけっこう寒いです。
どうやら反対側の斜面から冷たい空気と共にガスが駆け上がってきてるようです。


ちょっと頂上から下りガス帯から抜けると見渡せるようになります。


反対の方角には富士山も見えるのですが、ガスっていて視界ゼロでした。凍える前にサクッと撤収することに致しました。
頂上から下る途中でのガスが履けた瞬間、この日一番のクリアショットです。


後は帰るだけ。まだ時間は早いし、雨も直ぐには降らなそうだし、焦らずのんびり帰れそうです。
このあと、怒涛のキノコづくし始まります。










一回箸休め
ホシガラス、山のカラスもカァ~♪カァ~♫わめいてました。
冬に備えて食料をアチコチに貯蔵しとく、とっても賢いヤツ



これ全部入れたキノコ汁美味しそう…じゃないですか?
でもお星さまになってしまうかもですが



キノコ界の暴君「カエンダケ」っと思ったのですが違いました。
ナギナタタケ、因みに毒は無いようですがまずいそうです




たぶん、きっと、おそらくホコリタケ
もしそうだとしたら食べれます。


キノコではありませんが苔です


写真撮影をしながらダラダラ降りてきて、だいぶ時間かかりましたが林道に来ました。行きは暗くて撮影できませんでしたがこんなかんじです。


林道に沿って流れる沢の音が暗闇の薄気味悪さを紛らせてくれたのを思い出します。

ハナイカリ


ヤマニガナ


ナナカマド、秋ですねぇ


以上、秋の登山レポートでした!
やさしが営業中です。