不安定な天気な中、久々に山歩きしてきました。
最近、クマ出没報道が頻繁な事もあり登山は敬遠していたのですが、ある事情で急遽登山に予定変更
場所は瑞牆山、このブログではクライミングで頻繁に登場する場所です。
っと言いますか今回もいつものクライミングの予定だったのですが・・・
朝、いつものみずがき自然公園P到着してみれば
遠ーくの方にかすかに青い空は伺えるものの大部分は真っ黒い雲、そして小雨
写真はまだましで、この後ダメ押しのザ―っと強く降り始める始末
それでも友達と合流する頃に一旦やみはしましたが、この不安定な感じは終日続くでしょう、という結論に至り満場一致で山歩きに予定変更
車で10分ほど移動して超メジャー登山道のある瑞牆山荘へ
ここは人気コースで週末天気の良い日は駐車場に停めれない程になるくらいなんですよ
移動後も更に回復傾向「やっぱクライミングの方が・・・」後ろ髪を引かれてのスタートとなりました。
歩き始めて間もなく薄日が差す程に回復
やっぱりクライミングのほうが・・・・
そんな雑念を掻き消し小一時間ほどで第一チェックポイントの富士見平山荘に到着
最近歩いてないせいか、かなりこたえます。
ここで早くもガッツリ休憩するも、いつまでも重い腰が持ち上がらず結局歩きだすキッカケになったのは、またまた降り始めた雨
パラパラ程度だったので念のためザックカバーだけして再スタート
しかし歩き始めた途端にザ―っと強く降り始めた慌ててカッパを着こみ改めての再スタート
ちょっと分かりにくいですがかなり降ってました
この後すれ違う人も頻繁になり「なんで?もう頂上へ?」と聞いてみると皆さん引き返し組だったようです。確かに雨ザーザーに、岩ゴロゴロコースでは怖いしキツイし撤退もうなずけます。
基本曇りベースなのでこの雨は降り続く事はないであろうと僕らは予想し迷わず進み続けましたが、まぁそれ以前にクライミングを諦めた時点で雨が降ろうが槍が降ろうが・・・なんですけどね。
二人でヒーヒー言いながら、こうにか第二チェックポイントのオオヤスリ岩の麓に到着
このとおりガスはかかってましたが予想通り雨はやんでくれました。
この時点で僕らはヘットヘトの超お疲れモード、ここから頂上まで残すところ30分程ですがガッツリ休憩と燃料補充としばらく様子を見る事に!
えっ、様子って?実は天気次第で隙あらばオオヤスリ岩を登っちまおうと企み、ここまでクソ重いクライミングギア担ぎ上げていたのです。その為ザックは肩に食い込むし、けっこう時間かかっちゃいました。
オオヤスリ界隈の先人が開拓したクライミングルートを散策しつつ空の動向を伺いつつしていると何やら辺りの空気感が変わっていくのが肌で感じます。
と同時にグングン霧が晴れ、かすかに確認できる程度だった山頂が
雲が履けてブル―スカ―イ♪
ここまでの回復は予想していなかったのでなんか笑けてしまいました。赤○で囲った所が山頂です。山の天気は行ってみないと分からないとは良く言ったもんです。
満場一致でクライミングへ変更決定
たくさんジャラジャラ腰にぶら下げてますが、これを岩の裂け目に差しこみながら命綱を確保してゆくスタイルです。久々なのでだいぶ緊張しとります。
たまには一連の登りを紹介しましょうね。
最初はハンドサイズと呼ばれている比較的狭めの裂け目から始まり
登るにつれ徐々に幅は広がり
手の厚みで、まかないきれなくなると腕を使い始めます
更に幅が広がってくるとカラダ全体を使うチムニーサイズ(煙突)
これが僕にとっては苦手中の苦手
なのですが、しばらくコレやってないと挟まれてーっとフッと思ってしまうんですよね。
挟まれたい症候群発症中!
そして無事ゴール
そんな事より気づきましたか?スッキリ見事に晴れ渡った濃い青空を!
ほらほら見てみて遠くまでクッキリ見渡せます。
おっと、いっけねー!
いつものクライミングと違って帰りの道のりも長い為、早めに撤収しなければ
って既に5時ちょい前ですけど。
きっと登りのザンザン降りからのこのギャップのせいでしょう。帰りの森の中にも真横から降り注ぐ西日のコントラストが清々しくも気持ち良くも。
友達も終始「あー気持ち良い、あー気持ち良い」と連呼しとりました。
帰りに撮影したオオヤスリ岩の振り返りショット
ギヤは最小限しか担ぎ上げなかったので今回はオオヤスリの岩頭まで至れませんでしたがギアフル装備で改めて挑む事に!岩頭の前に更に重い荷物で麓で終了してしまいそうですが、笑
ともあれ今回は幅降りの大きい天気に左右されつつも、それに臨機応変に遊べた充実した一日でした。楽しかったのと満足感も得られた気がします。
フル充電完了、やさしがも営業中!
◆おまけ
夕日をバックに八ヶ岳の裾のに広がるひまわり畑
そして西日のだいだい色に染まり、さらに色濃く光るひまわり
・・・のはずだったのですが30分遅かった