何やらあっちゃ、こっちゃで物騒な煙が立ち込めておりますが、世界遺産の富士は大丈夫なのでしょうか?それぞれの因果関係はないと言う人もおりますが、ここまで立て続けだと「いよいよかなー?」って気もしますが。
3ヶ月ぶりの山歩き、活火山ではない大菩薩嶺ってところに行ってきました。ちなみに日本百名山です。関東近郊からのアクセスもよろしく、サクッと登れちゃうわりには絶景が楽しめちゃうって言うんで、かなり人気の山のようです。
今回はちょい朝早集合って事もあり安全パイで前夜出発の車中泊作戦にしました。
思ったより早着できステイ場所を物色、環状線から逸れ集合場所までのワインディングが気持ち良さげだったので真っ暗な中スル―するのはもったいない」とちょっと手前の景徳院ってところのPに一晩間が居させて頂く事にしました。着後速攻で寝袋に潜り数十分のち、何やらトタン板が風にあおられるような音が、定期的に鳴る音が気になり始め気持ち悪くなりステイ場所をちょっと手前の道の駅に変更する事に。気を取り直して翌日に備え速攻就寝。
そして翌朝、尿意に起こされたのがまだ4時半くらいでしょうか。面倒でしたがチャッと済ませ、また寝ようといつものドレスコードのまま短パン・Tシャツ・ビーサンでトイレへ。環状線は通っているものの辺りは山々に囲まれたある意味山奥さすがに外は肌寒い。
あ―――スッキリー!って、え―――そんな―――うそでしょ―――
トッ、トッ、ト、トタン板の呪いが💀
今回は楽しいお山の話なのでトタン板の呪いは改めて一席もうけさせて頂きます!
あぁ、恐ろしや!
さてさて、気を取り直しまして一気にトレッキング開始までジャンプしちゃいましょう。
集合&スタート場所はロッヂ長兵衛
因みに無料駐車スペースはたくさんありますが、天気の良い休日は直ぐにいっぱいになるそうですので、早めの行動をお勧めします。
今回の山行はこんな感じ
ロッヂをスタートして時計回りにぐるっと周遊ルート
スタートは木漏れ日あふれる雑木林
そういえば空模様はまだ触れてませんでしたよね。
梅雨入り突入したばっかにも関わらず、この「木漏れ日」って時点で説明不要ですよね。
数日前まで傘マーク付いていたのにまさかの嬉しい誤算!
森の中はハルゼミの鳴き声が響き渡り癒し系って感じです。
こいつが音声さんの正体
たぶんハルゼミだと思いますが蝉はどれも似ていて特定が難しい。
この雑木林を抜けると程なく福ちゃん荘
ここに写っている二人のおっちゃんが今回のご一緒させてもらった
お茶を提供して頂いている茶来未の茶師ささきさんと整体師のいそがいさん
この二人のおっちゃんの晴れ男パワーが半端ねー。週間予報がずーと雨でも数日前にはちゃんと晴れに帳尻をあわせて来ます。今回も例外なくあっぱれでした。
このお二人の他に茶来未のスタッフさんとそのお友達と僕と計5人のパーティーとなりました。
福ちゃん荘でサラッとひやかしてここから、しばらくの唐松尾根
途中、森のくまさんの引っ掻き跡がありーの
少しづつ標高を上げていくと、だんだん木々もまばらに
森林限界天近いんじゃねーの
歩くこと小一時間、やっと視界が広がりました今回初展望
次のチェックポイント、雷岩にとうちゃーく
眼下に見下ろすは人造湖の上日川ダム
そして右上にかすかに浮かぶ霊峰富士の先っちょ
ここまで来れば目指す頂きは角のたばこやを右折して二つ目の信号を過ぎて直ぐ右側
ってくらいにもうすぐそこ、って早!
この森を抜けた先には
てっぺんにとーちゃーく
ってここ?展望は?百名山だったよね?
ちゃんと証拠写真を撮ってまいりましたよ
大菩薩嶺 2057M 百名山と書いてあります。
看板の横にたたずむ雷の電気ショックを食らって立ち枯れた木もアーティスティックだったので載っけときます。
内側だけ炭になってるの分かりますか?
ここから一旦、先程の雷岩に戻り、皆さんまだまだ余裕で時間も早いので
先へ進む事になりました。
雷岩を越えてしばらくすると、尾根道が続くこの展望
この日のクライマックスはショボめの頂上ではなくここでした。この景色なら百名山も納得です。
開花のピークは過ぎましたが、まだ咲いているはありました。
たぶんキンポウゲ
シロバナヘビイチゴ
しばらく気持ちうぃ―尾根道はつづいて
ヤマツツジが群生しとりました
開けた尾根道のほぼ中間地点の避難小屋
ここでお弁当タイムとなりました。
良い景色でしょー?向からずっと歩いて来たんですよ。
景色を見ながらお弁当を堪能した後は親不知ノ頭ってところ経て
人造湖もだいぶ遠く見えるようになりました。
ヒバリがさえずりを横に聞きながら
時折、黒い雲も立ち込めますが
ここから一気に急降下して遠く先にみえるは
介山荘
そして大菩薩峠に到着
この標識のほうがよっぽど頂上らしかったです。
写している背中に介山荘が建ってます。
山荘の横で咲くサラサドウダン
季節がら致し方ございませんが、見通し良ければ大大大絶景なんでしょうねー。
もうここまで来れば気持ちいい尾根道もほぼ終盤
一旦、雑木林に入り、こんなんや、あんなアートは老木を横目に見ながら
雑木林を抜けると最後の尾根道
クマ笹の草原を抜け
とうとうほぼ終盤を告げるゴール地点でもある上日川峠の標識が出て来ちゃった
後は淡々とこんな所を抜け
粛々とこんなドキッとする所を脇見に
黙々とこんなところをすり抜け
尾根道は気分爽快疲れ知らずで絶好調でしたが、ここへ来てひたすら下りに僕も皆さんも一気にガクッときた感が否めません。
そんなお疲れモードの僕たちを迎えてくれたのは静かになせせらぎ
脇に咲いていたのはクリンソウ
この沢を着いちゃ離れを繰り返し
この先がようやくゴールのロッヂ長兵衛
この梅雨時に天候にも恵まれ、とっても楽しい山歩きができました。
ご同行頂いた皆様に感謝、自然にも感謝でございます。
あーたのしかった!
充電完了やさしがは梅雨にもめげず営業中!