「味噌も生き物」・・・とよく言われますが具体的に
麹菌という微生物が大豆のたんぱく質を食べる(分解)ことによってアミノ酸などが生成され味噌の「旨み」が造りだされるそうな。そう、だから味噌はれっきとした生き物なのです。

私たち人間と同じく麹菌の働きも気温や環境により出来が大きく左右されるようです。
さてさてこの尋常でない酷暑を凌ぎきった
味噌の出来はいかに???

ちなみに仕込みの様子がこちら↓
年初めのルーティーン、今年も味噌仕込みました」

真冬から春夏を経て秋、発酵を進めたのちの結晶がこちら、ジャジャーン♪

ブチのように入った黒いのはカビが酸化により変色した「褐変(かっぺん)」と言うらしい。
原因は夏場の高温で生じやすく、風味に影響を及ぼす可能性があるそうです。
スプーンでその部分だけこそぎ取ればオッケー・・・ですが、体には害が無いので僕のばやい食べてしまいます。

中はこんな感じ

味ですか?
麹菌の甘さなのか、いわゆる「旨み」なのか
う~ん♪芳醇な甘さと香り・・・は褒めすぎ?
「とっても美味しゅうございます!」

「褐変」による風味への悪影響は微塵も感じません。
酷暑がかえってエッセンスになったのかも
上々の上出来だと思います。
麹菌たちは良い~ぃ仕事しとります。

このまま保存して更に熟成・・・と行きたいとこですが
また来年1月に仕込むための容器として空けねばならないので、せっせと食べねば

以上、秋の味覚のご報告でした。
やさしが発酵中!