待ちに待ってようやく安定した秋の青空が毎日続くようになりまた。この天気に狙いを定めて山歩きに出かけてきました。
実は最初に設定した日が秋雨前線にガッツリかかりそうだったので予定を1週間先送りしたのですが、紅葉のタイミングに吉とでるか?凶とでるか・・・?



目指す頂(イタダキ)は山梨・埼玉・長野の県境にある甲武信ヶ岳、しかも今回はお題目まで決まっておりまして【青空をバックに日光に照らされるカラ松の紅葉】の巻です。

この山は2回目、前は山梨県側の西沢渓谷から、そして今回は長野県側の毛木平🅿からのスタート


コースは長めで日が短いので、なる早で出発したいところ。
朝5時、空を見上げると満天の星空。まだ夜じゃん💦
逸る気持ちを抑え、明るくなるまでもうしばらくの待機。
初めてのコースだったのと、それより何より一番恐れていたのが森のくまさんとの遭遇です。
だってだって、TVやネットで連日のようにクマ出没報道
ある局なんて県別の出没件数をマップにおこして放送してるんだもの。そんなの見せられたらそりゃあビビるっしょ!
おまけに向かう車のラジオからも
「またしても新潟で・・・」とか
「青森でクマ2頭によってリンゴ園が・・・」とか
一瞬、心折れそうになりました。

ヘッドライトが必要でないくらい明るくなったところでいざ出発
山行は登りが緑→、下りが水色→。時計回りの周遊ルートです。


高低差がこんな


登山道入り口に建てられたダメ押しの警告看板


クマ出没看板なんて何処にでも建てられてるし、気に留めた事もなかったのですが今回ばかりは・・・
「ガオォォォォ~って言ってるぅ~ヒェ~😱」
改めてアンテナ📡ビンビン、警戒レベルMAXでいざ!

なだらかな広葉樹林帯を行きます。ほぼ葉は落ちきってました。


この二俣を左へ行きますが、帰りは右から帰ってきます。足元は落ち葉のジュータンで敷き詰められてました。


千曲川を渡る橋が現れました。
「これを渡ったらクマの領域?」っと勝手に想像してしまう。
只今、恐怖に取り憑かれ中


おぉ、まだ若干広葉樹の紅葉残ってました。


この先、1時間弱くらいの間が一番怖かった。
無風無音でしかも深々と冷え込んで、もちろん人の気配ゼロ
足元にはクマが好んで食べるドングリが無数に落ちてるし、ヤツが現れそうな雰囲気ムンムンです。たまにガサッという鹿の足音にビクッとしたりして・・・

少し標高上がったのか針葉樹林帯に変わり、ちょっとだけ安心


遠くに見える山にようやく日が差し始めてきました。
「早くこっちにも差し込んでくれぇ」


尾根道に出ました。これまでの閉塞感から解放され、ほんのちょっとだけ気分が軽くなります。


待ってました🌞。なぜか「これでもう大丈夫♪」って気にさせてくれます。太陽偉大なり(夏は邪険にしてごめんなさい)


第一チェックポイント、【十文字小屋】に予定よりそうとう早い到着

クマの恐怖に背中を押されたのでしょう、ある意味感謝(笑)
ここでガッツリ休憩の予定でしたが止まらず進む事に。

小屋を過ぎると登りが急になり、足元は木の根っこづくし
このコース、変化に富んで飽きさせない♪

木々に覆われて分かりずらいですが左右の斜面は切れ落ちていて険しいです

お次はシャクナゲのトンネルがでてきた、花の時期は5・6月かな


またしても雰囲気変わった。

細かいアップダウンを繰り返えすコースなので、たぶん斜面ごとに毛色が変わるんだとおもいます。

クサリ場が出てきました。


次のチェックポイント、【大山】に到着


大山山頂からの眺めです。ずっと森の中のコースだっただけに解放感倍増です。う~ん・・・でも雲多め!
オレンジ色がカラ松の紅葉。遠くの山まで広範囲に色づいてるのですが・・・日に照らされると倍増で映えるんですけどねぇ

ここではキンキンに冷えたジャムパンをサクッと齧る程度にして休憩はほどほどに先を急ぐことにしました。

ここからはちょっとした岩場のアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてゆきます。



次のチェックポイント、【武信白岩山】

岩頭へは立ち入り禁止だったため、振り返りショット

ココも左右切れ落ちています。よろけて落ちたらエライこっちゃ

この後、「どこまで降りるの?」ってくらいの急な下りが待っていた。
降りた高度に加え、それ以上の登りが再びあるのを予想しながらの下りでした。

そして予想通り再びの登りのはじまり、はじまりぃ~♫ 景色はイイ感じ(^^♪

この景色、新鮮に思えたのは最初だけ。こんな感じが永遠と続くのでした。
左右は木々に囲まれ閉塞感だし、
冷たい風も吹き始め、体は暖かいのですが露出部分は冷たぁ~いし🥶
止まれば汗でたちまち身体が冷えてしまうし

しばらく下った後の登りはじめって倍増で脚に効くんですよねぇ💦
加えてハイペースで殆ど休憩なしで歩いてきたツケが、ここでガクッとペースダウン。この区間はホント辛かった。
たまらず今どの辺りかスマフォでチェックするも・・・📶繋がらず
気分転換に冷えたアンパン半分かじって再び・・・・

歩きはじめた5分後に次のチェックポイント
【三宝山】2,483.3Mに着きました。
しかも嬉しい陽だまり🌞子犬だったら絶対嬉しょんしてます(笑)

一応、ここも山頂なんですけど見てのとおり見晴らしゼロ
でも、この時に限っては好都合でした。木々で遮られ無風でしかもTシャツでも平気なくらいにポッカポカ。
今回初めてのガッツリ休憩&エナジー補充で復活🔥
ゴールまで残り40分ほど、ラストスパートだぜぃ

ここからはあったか陽射し降り注ぐ超快適ルート


おぉっ、見えてきました正面のは目指す頂に間違いなし


いきなり立ちはだかるように現れた急登、登り切ったところが・・・


【甲武信ヶ岳(2,475M)】🏁 風強し、雲多め
山梨・長野・埼玉が交わる点でハイチーズ✌🏻イエィ


霞んでますが遠くには薄っすら富士山


そんで狙ったお題目のほうは・・・達成ならず
・青空をバックに
・日光に照らされる
・カラ松の紅葉(頂上付近は終わってました)

今回ばかりはかなり自信あったのですが・・・タイミングが難しい
あぁ~悔しい😢、あぁ~楽しい😁 またリベンジしま~す♪

そうとう早い到着だったので日暮れの心配はもうなし
そして下りに使うルートはメジャーなのでクマ鈴🔔鳴らして上がってくるだろうから、その気配でクマは寄り付かず安心
もしくは、一番最初の人を食べて🐻お腹いっぱいとか

三宝山方面()から上がってきました。
帰りは(P)大弛峠方面()へ下ります
雁坂峠方面()へ行くと山梨県側に降りれます。


一個目の分かれ道、ココは右へ。ここは絶対間違えれません。ヘタすると、とんでもないところに降りてしまいますからね


頂上から急な下りを一気に急降下、30分ほどで
【千曲川・信濃川水源地】に到着
山頂まで行かず、ココで終わりにする人も多そうです。


信濃川と呼ばれているのは新潟県域で、長野県に遡ると 千曲川 ( ちくまがわ ) と呼称が変わる。by ウィキペディア
 
本流に沿う道を下って行くと、無数にある源流(支流)が一本、また一本と注いでいます。それぞれ顔色が違って面白い

今は秋で苔はカッサカサに乾いていましたが、真夏の瑞々しい時期もまた良いかもです。



ちょうど下りの中間地点くらいでしょうか?ナメ滝に到着



いきなり青々としたブッシュ現る。アセビの群生地


開花時期は初春なのにもう蕾?このまま越冬するっぽいです


朝から声や気配はあるものの一瞬チラッとよぎるだけで、なかなかフレームに収めれなかったやつ。何度もクマだと思いビビらせやがって💢
最後の最後でガン見されてました。


【大山祇神社】無事登山、あざぁーした&お邪魔しました。


エンディングらしく、ゆる~い空気感漂うカラ松林を抜けると

水洗トイレ完備の広~いご立派な🅿に到着
因みに山行中終始含め、ココも📶圏外です。

出発時は薄明るい程度だったので気づきませんでしたが
改めて見渡すと、この辺りが一番の紅葉ピークっぽい😭

頂上付近は1週間遅く見逃しましたが、麓でも十分見応えあり。圧巻です。

天気も紅葉のタイミングも完璧と思って来ましたが・・・
また、来年リベンジします。あと夏にも来たいなぁ~
宿題増えてしまいました。

Full充電完了⚡やさしが営業中です💪