辺りは花咲き乱れまくりーの、若葉や新芽出まくりーで自然の息吹がビンビン伝わってきます。
そんな中、去年の屈辱を晴らすべく参加してまいりました。

第30回外秩父七峰縦走ハイキング大会
果たして去年の汚名返上出来たのか~(←気になる方はCheck it out!)


会場は埼玉方面の為、遠いし朝早なので前乗りして友人宅に泊めてもらうことに
そして朝、始発に乗るべく4時半起床、遠くの空は明るくなり始めてました。
しかも「天気いいんじゃね🌞」

眠気は一気にぶっ飛び、テンションだっておのずと急上昇。
因みにこの日の予報は午前は晴れで午後から曇りみたいな、
僕らは「いずれにしても雨は降らないって事ね。」と解釈。

スタート地点の小川町駅までは始発電車に揺られること50分程、その間続々と出場者が乗車してきます。
到着してみればこの賑わい

それもそのはず出場締め切り応募者数なんと、なんとの8,000人
下車後、皆さんちょっと血走りぎみで我先にと改札口へ一斉になだれ込みます。
僕らも負けじとその流れに Let’s Dive, ヒーハー!

そしてまずは最初のお仕事のスタートチェックインへ
既にアマゾン奥地に住むアナコンダのような行列に

最後尾についてから10分弱でしょうか、アナコンダがいきなり動き始めました。
そうです6時キッカリにチェックインカウンターがオープンしました。

START (6時18分)-タイムリミットまで12時間12分
参加賞とスタンプカードを貰って長ーいながい一日の始まりです。


◆えー遅れましたが大会ルールをザックリ説明しときます。◆
・オフィシャルにはチェックイン開始が6時30分から10時までで、その間であればスタートはいつでもOK。そうです一斉に「よーいドン」ではありません。
・コース距離は約42kmで、その間7か所のチェックポイント(以下CP)があり、そこでスタンプを押してもらう。
・ゴール受付が13時から18時30分まで
・その間にゴール出来れば完歩証明書と完歩記念グッツをプレゼント。

さてさて、その後の僕らの行方はと申しますと
ルールへ付随して、ですがスタートから第1CPまで2ルートから選択でき僕らは去年とは別のBルートを選びました。そのルートは隣駅の東武竹澤駅へ電車移動をし、そこから歩き始めます。


なんや、かんやで実際歩き始めたのが6時40分
長い一日と終日つづく長い行列の始まりでもあります。


駅周辺の住宅街から里山チックへ


そして長ーいアナコンダはイベント垂れ幕を潜り、山へ分け入って行きます。



なだらかに高度をあげて早くも、この日初の
第1CP (5.1km地点/7:31通過)-残り36.9km/11時間59分
官ノ倉山:標高344m

第一CP限定で順位発表:1,215位 もう、そんない通過しとるんかい👀

ここから下山後、しばらく続く舗装路へ
そして今回初めてのガッツリ休憩ポイント
和紙の里

垂れ幕には「ユネスコ無形文化遺産登録決定」の文字が
「文化」の文字が入っている時点で僕には場違いな気がします。

でも庭園はよく手入れされていて綺麗でしたよ。外なら僕でも大丈夫、居ここち満点でした。
八重も八分咲きってところでしょうか。


団子やおにぎり、その他いろいろ売られていて出場者もトイレ休憩やら栄養補充やら
僕らも腰をおろしてのガッツリ休憩をとる事に


そうそう長居はしてられません。重い腰(早くも)をあげて、もうしばらく舗装路は続くのです。


そう言えばスタート地点はあんなに青空たっだのに、気づけば薄曇り
でも行く先々ではいちいち花は咲きまくってましたよ。


若い頃は気にも留めていなかったんですけどねー。(今でも若いですけど)


だらだら続く舗装路はもう飽きあきってところで、ようやく待ってました自然道


そして登りになると急に先が詰まってアナコンダ


それを凌いだ先になにやら見えて来ました。
第2CP(16.7km地点/10:46通過)-残り25.3km/7時間44分
笠山:標高837m

第2CPまでは長かった、一個目が難なくだっただけに、二個目までは精神的にきました。

CPではスタッフさんたちがこんな感じで迎えてくれます。

お疲れ様です、有難うございます。

ようやくの二個目をゲットして、気持ちもリセット出来て
ズンズン行きまっせ―。

山の中も春感満載でっせ―!
ヤマザクラ

ヤマザクラは葉と花が一緒に咲くそうです。

カタクリ

自然に咲いているのは初めて見ました。

レンギョウ

みんな山の中の雑木林に自生しているものですよ。

からの急な下り坂

頼むぞ半月板、めげるな大腿四頭筋

一気に下って、からのすぐ隣の山頂へ、途中ワッ開ける気持ちよさげな原っぱが、
はいはい覚えております。去年はガッスガスな中、大の字でヘバッていた記憶が!

今回は芝生「成長中」につき大の字ならず
何故かまだまだ絶好調

それならばと、そのままスル―してお次のCPへ
第3CP (18.4km地点/11:25通過-残り23.6km/7時間5分
堂平山:標高875.5m


ここで今回2回目のガッツリ休憩

ここでも売店でていて大賑わい、僕らも腰をおろしての燃料補充
腰をおろして始めて感じる下半身の疲労感、でも確実去年より数段余裕あり

だからと言って油断禁物、去年の二の舞にならないように歩ける時に歩っとかねば
この辺りからポツリポツリと降ってきました。

ジャンジャン行きまっせ―
第4CP (19.3km地点/11:47通過-残り22.7km/6時間43分
剣ヶ峰:標高867m


たぶんスミレの一種だとおもうのですが

こんなのや、ピンボケで載せれませんがイカリソウなんてのも横目に見ながら

軽快に飛ばしていると遠くの方から花火の音が、ふと時計を見ると確か13時過ぎくらいだったと思います。
一番手のゴールを知らせる花火だそうです。早っ、きっとトレラン系でしょう。


おっと現れやがったなー丸太組みの永遠と続く登り階段
白石峠ってところで、ほぼ中間地点

吠えろ下腿三頭筋、いつもすまぬ大腿四頭筋、そしてさぼるな前頸骨筋
登りきった時は疲労感倍増、いやーこの登りは辛かったっす。

そして一山越えて下り切ったころにテカッてる赤い屋根分かりますか?
定峰峠ってとこの売店なんですが、この頃にはカッパを着ずにはいれないくらいの雨足に

思いだしました、去年はここで休憩した後くらいから膝の違和感が始まったんでした。
しかし今回はまだ大丈夫そうです。

この前後くらいから一気にペースダウンする人や立ち止まるひとがちらほらと
この辺りが明暗の分かれ目のような気がしますが

この時点で時間的な余裕はありましたが
この先、渋滞でストップする事も、ペースも一気に落ちる可能性だってあります。
そんな事を加味するとまだまだ油断は禁物です。
ここはカッパとザックカバーだけチャっとはおって休憩とらずに先を急ぐ事に

そろそろ筋肉君たちが悲鳴を上げ始めました。
あっちがつりそうになり、それが落ち着くと今度はこっちが・・・ってな感じで
幸い去年のような膝の痛みはまだありません。
第5CP(25.4km地点/13:50通過-残り16.6km/4時間40分)
大霧山:標高766.6m


想像力フル活用でお願いします。何にも見えな山頂からの展望です。

この頃には本降りの雨もすっかりやみ、暑苦しいカッパもやっと脱げます。

そこから程なく下って久々の舗装路へ、そしてさらに進むとザ・リゾート地的な


もうガマンの限界で糖類補充、解禁。

ブルーベリーソフトクリーム うまかった~!

糖分も補充したし、残り約1/3でゴールもちょっと意識し始めたころです。
ふくらはぎ、スネ、裏腿が交互につりそうになりつつも
ゆるい坂の舗装路でなるべく稼いで貯金しとかねば

ピッチは落とさず、むしろ上げるくらいの気持ちで先を急ぎます。

この後、再び山へ入り程なくスタンプカードを咥えて
第6CP (31.1km地点/15:11通過-残り12.0km/3時間19分)
皇鈴山:標高679m

ちょっと前の舗装路でのピッチ走法でだいぶ稼げたようです。
計算するとほぼ1時間の余裕があります。
グッと時間制限内ゴールが現実的に感じた瞬間です。

ここでも山頂の立て看板があったので。あやかっときましょう。

そして今回初めての相方とのツーショット
僕の隣に居る男がブラックインヴィテーションの差出人です。
隙あらば今回の大会はスル―しちゃおうと企んでいたのですが彼のおかげで今回も参加する羽目になりました。

さあさあガスガスの、なんにも見えん山頂に用はありませんせん。

貰う物はもらったしチャッチャと行きましょう。

最後のCP
第7チェックポイント (32.3km地点/15:38通過)-残り9.7km/2時間52分)
登谷山:標高668m

Tシャツのよれよれ、おっちゃん自身もよれよれです。

そうそう、これも覚えています。去年もこの紫の花咲いていました。

ムラダキハナナだそうです。

ここからゴールまではひったすらなだらか―で、長ーい舗装路で下界へ下って行きます。


遠くに見える街までひたすら約2時間かけて

そう言えば去年、この辺りは僕ら二人とも息絶え絶えで痛い足を引きずってたなー。

しばらく退屈な下り坂を黙々と歩っていると、またまたポツポツ始まりました。
すると見えてきました忌々しい鬼門ポイント

去年、スタッフさんに「自力でゴールされても良いですが、このまま進んでも時間内にゴールは難しいですよ。」と車で横付けされ「乗っていきますか?」の問いに。
完歩記念グッツ欲しさに僕らは迷わずチョンボの道を選択してしまいました。
そうです、この水飲み場を過ぎたところでした。今回は自力で通過しせやったぜ。

去年は車で気がつきませんでしたが、こんなワクワクス施設があったとは



そんなこんなを噛みしめていると雨はさらに激しく
戦友たちの中には雨具をひっぱりだし始める人たちも


いいかげん歩いたて、景色もだいぶ開けてきて、民家もちらほらと、すると
キタ、キタ、>キタ、キタ-ーーーーッ!

クーーーーッ、太陽再び現る!にくい演出あざーす。
ウイニングランにふさわしいショットです。そして太陽偉大なり。

満開の菜の花も映えますな―。


もう目と鼻のさき
そうそう、この花咲き誇る手前で車から降ろして頂きました。


GOAAAAAAAAAAAAAAL(17:40)-受付時間終了まで残り50分

ご覧の通りヨレヨレ、若干老けてます。

この後、最後のスタンプと記念グッツをもらって、去年の雪辱を果たす事ができました。
長ーい一日の終わりとアナコンダ級の長ーい行列の解散です。

総評として去年の経験が多いに役立ちました。コツは
1)とにかく歩け、いいから歩け
2)ペース配分しない、飛ばせる時に飛ばし、稼げる時に稼ぐ
3)なるべく休憩少なく、止まらない事
とにかく渋滞が頻繁に起きる為、いやおうなしに足どめをくらってしまうんです。

去年はこのせせらぎを渡る時は暗かったな―。

とかなんとかつぶやきながら、余韻に浸りながら、家路に着いたとさ。

最後に同行してくれた相方にへ
ほうとうにお疲れ様でした。そしていろいろと有難うね。また、どっかへ行きましょう。今度は別のところでお願いしますね。

恐れていた後遺症も翌朝はあったものの、午後には何とか
そして翌日にはほぼ復活できました。
もちろんやさしがも後遺症の影響なく営業中です。

PS.
この日も長かったけど、記事も長かった。
最後まで読んで頂いて有難うございました。今度こそホントの最後に
参加賞のミニハンカチとバッチ
スタンプカードと完歩証明書
そして、完歩記念グッツのタオル(タオルの他に緑or紺のキャップからのどれか一つ)