いつものペースからすると久々の更新になります。

皆さん春を満喫していますか?ってもう、いきなり短パン・ビーサン・麦わらモードになってしまいましたよね。

ちょっと前に長野方面まで足を伸ばし、っと言っても毎年恒例の場所なのですが瑞垣山近辺の岩壁にかじりついてきました。その名の通りクライマーの間では「瑞垣」と呼ばれている所です。

ここは天皇陛下が2001年に来て木を植えていった所だそうです。
学の無い表現ですいません。きっと僕では適切に説明出来ないと思いますので、ご興味のある方はネットで調べて下さい。
これが記念碑です。↓


ここは自然を満喫したい方へお勧めしたい超穴場スポット。
クライミング意外でも、キャンプ、BBQ、登山&トレッキングも出来ますがバードウォッチング、山菜撮り、そして夜は満点の星空を堪能できます。たまには鹿もウロウロしてますよ。
いつもガラ空きの割には綺麗に整備されているんです。
ご家族づれにも自信をもってお勧めできます。

アクセス、その他は「みずがき山自然公園」で検索してみて下さい。

植樹祭が開かれる前は不安になるくらい永遠に続くダート路だったそうですが今は快適な舗装路です。

しかし調子に乗ってワインディングロードを楽しんでいると、いきなり目の前に鹿が現れる、なんて事もしばしばなので十分ご注意ください。特に夜は遭遇計数MAXなので。

これがキャンプ場と施設



なぜか駐車場の一段上には、だだっ広ーい芝生グランドが。
これ又いっつも、きれーいに整備されています。
たまにはチョコボール(鹿糞)が落ちてるので気になる方はレジャーシートをお忘れなく。

この芝生グランドも独り占め出来る確率高いっすよ。


まずは植樹エリアから山へ分け入ります。


ゆるい登りを数十分、植樹エリアをぬけるといきなり雑木林がが広がります。


どんどん奥深く入って行くと、思わず身構えてしまう、なにやら不気味な削り跡があちらこちらに。

熊の爪とぎ跡? ではないようです。
よーく観察してみると一本の木に2か所の削り跡があることから鹿が角で引っ掻いたようです。
おぼろげな記憶ですが若い鹿は成長期に角がかゆくなるそうで、それで木に擦りつける。っとテレビでやっていたような気がします。

いわゆる

ですね。

あっ、この辺で熊の目撃情報もある事を念のため付け加えときます。

他にも春のアイテム目白押しです。
ヤマツツジは、いたるところで咲いてます。


種類が違うんでしょうか?この赤いのはまだつぼみです。


気がつけば春ゼミの鳴き声で包囲されてました。

アップしようと鳴き声&動画を撮ってきたのですが、できましぇーん。
詳しい方、教えて下さーい。
替わりに「抜け殻」乗っけときまーす。

これは山菜のコシアブラの木です。

新芽はてんぷらが王道のようですが、その時期は過ぎて葉はすっかり開いてました。
それでも佃煮にしても、これまた「うまし!」みたいですよ。

しばし、ゆるやかな雑木林を抜けた後は、辛い急登で標高を上げていきます。
登り切ったところが今回の目的地の「カンマンボロン」。
「何語?」って感じですが、たぶん登山ガイドにも乗ってます。

<解説>
カンマンボロンとは仏教用語で不動明王(大日如来)って意味だそうです。
むかーし昔、どこぞの修行僧が岩壁に梵字(仏教語)でカンマンボロンと刻んだと言う神話からその名がつけられたそうな。
行かれる方はその文字を探してみてはどうでしょう?だた、そこへ至る登山道はけして明瞭ではないので経験の浅い人はお勧めできませんが。

駐車場を出発して1時間弱くらいでしょうか、今回の遊び場に到着しました。
辺りを見回してみると相変わらずヤマツツジがあっちゃ、こっちゃで咲いてます。
それらを物陰から見守っているかのようにシャクナゲも開花時期を迎えてました。


きっと日当たりは好きではないのでしょう、見つけるのは決まって薄くらい日陰にばかりです。

僕らが岩壁にかじり付いて、もがき楽しんでいると
まるで「アタックしてくるんじゃねーの。」って勢いで、その数メートル後ろを燕が繰り返し
かすめ飛んできます。
よーく、よーく観察していると、僕らが登る岩の割れ目沿いの、その先の裂け目を出入りしているではないですか。

僕らは彼らの営みの邪魔をしていたってわけです。
そりゃー、攻撃してきますよね。

その他にもハヤブサが大空をすごい勢いで飛び交ってました。
やっぱ猛禽類はかっこいい。

心配していた夕立にもみまわれず、青空のした一日を満喫する事ができました。
最後にいつもの撮影スポットで大岸壁ショットです。

たまにアリンコのように登っている人が居るのですが今回はいないようです。

ふと横を見てみると岩肌に根を下ろし、けなげに咲いている一株のツツジ。

こんな吹きっさらしな所で数か月前の、あの豪雪も耐えたんだな―。
って彼らにはあれも日常なのでしょうけど、でもすごい。

今日はだいぶお疲れで日没前に閉店する事にしました。
って本来は日没まえが鉄則なんですけどね。

木漏れ日が妙に心地よい植樹エリアを抜け帰路に着くのでした。

◆◆◆おまけ◆◆◆
まずはこのワンショット

注目してほしいのは登ってる人ではなく空です。
半円の虹のような物、ちょっと分かりずらいですが確認できますかねー。
この岸壁の陰に太陽があるんですが、その虹は太陽を取り囲むようにわっか状に現れています。
ご利益ありそな、ありがたーいような気するのは僕だけでしょうか。

「ムムッ!」

もしかして

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