GWあたりを境に気持ち良い春うららから短パンYシャツ日よりになってまいりました今日この頃、如何お過ごしでしょうか?
そんな季節の境目のなか念願のアイゼン履きーの雪山登山初体験行ってきちゃいました。

当初の予定は4月初旬で予定を立てていたのですが、その頃、僕は期間限定で雨男だった事もあり(今は違います。)ことごとく雨に降られていて、そしてこの予定も例外ではありませんでした。
低山であれば迷わずGoですが、ターゲットはなんせ雪山。無理は禁物っちゅうことで一旦仕切り直しする事にしました。

春の雪山は雪もゆるく危険を伴う為、内心は「今年は無いな」っと思ってたGW前、「天気もしばらく安定してそうだし行ってみない?」との打診を頂きました。

僕としてはちょっと前にアイゼンも購入し使いたくってウズウズ状態でした。一旦は諦めていたものの、その話に乗っからないはずがありません。

決断理由は微妙に本末転倒のような気はしますが、二度返事でYesを伝えました。

今回の目指す頂きは北八ヶ岳の一つで北横岳です。
ここは超初心者向けの山で危険な個所も見当たらなかったしロープウェイもあるし雪山初体験にはもってこいではないでしょうか。

日程は近くのキャンプ場に前乗りして、翌朝ロープウエイが始動する前から登り始めましょうと言う事になりました。

キャンプ場は大滝キャンプ場
けして絶景ではありませんが素朴で僕はかなり気に入りました。
何と言ってもおっちゃん、おばちゃんが超気さく。
キャンプのつもりが「今晩は冷えるからキャンプできないよー、バンガローへ泊りな。」
っとほぼ強制的にバンガローへ移動。ちなみにお代はキャンプ価格を据え置き。


僕らにとっては好都合とばかりに、二度返事でバンガローへ!
これで明日はガンバロー(申し訳ございません)。


中はこんな感じ


連泊して辺りをあっちゃこっちゃ散策しても面白いかもよ。
気になる方はチェックしてみてね。
http://tatefuji.yu-yake.com/simpleVC_20110706112502.html

翌日、いよいよ雪山デビュー!
スタートは「北八ヶ岳ロープウェイ」駐車場に車を置きチケットを購入


は、せずに駐車場隅にある登山道からスタート(7:00)


「あれ、雪はどこ?」と思いつつもこんな感じのクマザサの中を心地よい朝の雰囲気に包まれながな登山モードに切り替えてゆきます。

木にくくりつけてある赤いリボン見えますか?
これは登山道の印で、これを目印に見失わないように登って行くんです。


徐々に標高を上げていくと間もなく
来ました、来ました、待ってました、待ちました。待望の雪上トレキングです。
でも、まだアイゼンは早そうです。


更にしばらく進み道は森の中に入ってゆきます。
そろそろアイゼン履いた方が良いんじゃないっと思いつつ、
(ただアイゼンが履きたいだけなんですけどね。)


ちょっと油断すると、こんな感じに踏み抜いてしまいます。

なんせ始めての事だったので最初は面喰ってしまいました。

こんなのを1時間くらい、やり過ごすとちょっと視界が開けてきます。
っと共に直ぐそこにはロープウェイの終着駅。
まずは第一チェックポイント到着です。
Pからおよそ1時間半かかりました、タイムはまずますです。
最初に迎えてくれたのは特大サイズのキツツキ君

半袖ですけどご覧の通りBeautiful Sky、しかも無風なのでちーとも寒くありません。
ここでちょっと長めの休憩を撮った後

坪庭散策道を抜けてゆきます。
綺麗に整備されていて天空の庭園といったところでしょうか。ロープウェイでこられた方たちがスニーカーで散策できるようにしたのでしょう。


ここを抜けるといよいよ雪山チックになってきますよ。
いよいよアイ・・、いやいやまだまだ。
見て下さいこの雪原、一気にテンションあげあげです。


この雪原から徐々に針葉樹林帯へ分け入って行きます。
この辺から一気に積雪も増え、雪も締ってきます。
いよいよアイゼンの出番です。

面白い事に踏み後がへこみではなく、こんもり盛り上がっているんです。
歩かれている部分だけ踏み固められ、それ以外の部分は溶けやすくなっているんですね。
慣れるまで、つい凹んでいる部分を歩いてしまい踏み抜く事しばしばでした。

しばらく足元に気を使いながら標高を上げ続けると、わずかながら毛色が変わって行きます。


チェックポイントの北横岳ヒュッテ(山小屋)です。

標高はそこそこ高いのできっと気温も低いはず、
なのですが風はまったくなく、雪の遮熱板に囲まれ、ベンチはすこぶる快適な日向ぼっこスポットになってました。

しかし目指す頂きは、もうすぐそこです。
ベンチに生えた根を引きちぎり、
さらに急になった、この真っ青な空の下、鮮やかなグリーンに囲まれ、白い回廊


の先に今回の頂きスタートから3時間半「北横岳(何峰)」です。

相変わらず、まったく風なし、珍しいことのようです。

左が北岳、そして写真の中央ちょっと遠くに見えるのが甲斐駒ケ岳です。


そして、すぐそこの北峰へ
あっちの方が高いんですけど、南峰の方が見晴らしが良くてっぺんらしいのです。


しばし大パノラマを堪能したあとは撤収なのですが来た道を帰るのもつまらんので
状況を見ながらちょっとう回路へ行ってみようと言う事になりました。
一旦、先程の山小屋まで戻り、そこからう回路の三ッ岳方面へ


北面を向いているのでしょうか?今まで通った道と毛色が違います。
目印のリボンを見失うことしばしば、踏み後がかなり不明瞭で踏み抜く事もしばしば
空の鉛色の雲が一抹の不安感を掻き立てます。


それでもいつでも戻れる事を確認しつつ先へ進みます。
すると先に岩場が見えてきました。


この先はしばらく岩場が続きます。
岩場はお手のものなのですが、アイゼンを付けているのでいつものようにはいきません。



三ッ峠(三峰)到着



この先は二峰・一峰と岩場が続きます。
岩場の隙間の雪を踏みぬかぬよう注意しながら足の踏み場を選びながら




一峰を過ぎた後の下りで道を見失い30分ほどさまよいましたが、何とか道に戻る事ができました。ちょっと冷や汗ものでした。
だってこんなに雪深いですもの。


道に戻れて安心したのに加え、この後の長ーい下り坂で一気に疲労感が襲ってきました。
そして下り坂終了の目印です。


ここまでくればロープウェイ終着駅までもう少し
青いとんがり屋根の縞枯山荘が見えてました。


この後だらだらと平坦なみちを行き


坪庭散策道を通り


再び巨大キツツキがいた所へ
ここはロープウェイ終点で展望台のエントランスです。


レストランの脇を抜け


絶景かな展望台です。
昼をだいぶ過ぎた時間なので、空は雲がだいぶ湧いていましたが、良い景色ですよ。
ここは足があまり達者でない人でも大自然の絶景を拝める場所です。

ここは足があまり達者でない人でも大自然の絶景を拝める場所です。
絶対お勧めです。
そんなちょっと出不精な方を首に縄を付けてでも連れてきたい場所です。朝早い時間をお勧めします。

この後の定番はロープウェイで駐車場まで・・・なのでしょうが
僕らは使わず下山しました。
しかも登山道ではなくゲレンデをダラダラ、チンタラチンタラ下りました。


このゲレンデでとどめ刺されました。
このパートは要らなかったかも、素直に文明の力を使っても良かったかも。

ともあれ無事に雪山デビュー完了しました。
力いっぱい堪能させて頂きました。
感謝、感謝です。

◆◆◆おまけ◆◆◆
田園風景


説明は要らんでしょう。

長野はこれから春らんまんですよー。
さぁ、長野へ行こう、蓼科へ行こう。

やさしがも営業中!