あたりは彼岸花も咲き始め、もうじきキンモクセイの香りも漂い始めてくる頃でしょうか。
特に理由は無いのですが毎年この季節は、せつないんですよねー。僕だけでしょうか?

それを払しょくする。っと言うわけではありませんが朝早起きして江の島まで行ってまいりました。

趣味と言える程、走ってませんが私チャリンコを少々たしなみまして、僕の愛車はクロスバイク(ロードバイクとマウンテンバイク足し算して2で割ったやつ)です。

これを購入した時からずーとトライしたかったサイクリングコースがあったのですが、
暑いとか寒いとか忙しとかを理由に踏み切れなかったのです。
しかし今回、重い腰を上げやっと行ってきました。

その名は「境川サイクリングロード」。
町田から江の島まで、その名の通り境川沿いを走っている往復(我が家から)80㌔のルートです。

なんか偉業を達成したかの勢いですが実はサイクリストの中ではビギナー中のビギナー向けのコースなんですけどね。
僕的にはビックイベントだったわけで「日没までに帰ってこれるかなー?」「 帰りは絶対電車使わないぞ!」くらい不安たっぷりで挑んだわけなのです。


前日からスペシャルドリンクを作り、弁当の段取りをし、「これ持って行こう」や「あれは省こう」など散々悩み、準備万端。
そして翌朝、まだ日の出前ですが空はだいぶ明るくなり始めた5時15分に出発です。

気温はきっと上がるに違いないと思い朝涼しい時になるべく距離を稼ぎたかった為、早く出たのですが、しばらく走っても全く暖まらず、我慢せず着る予定の無かった長袖がのっけから出番到来。
(寒さは予想以上に体力を消耗するので、寒い時期のスポーツやアウトドアはめんどくさがらず着る事をお勧めします。)


そして町田駅近辺に差し掛かったところでご来光。太陽は偉大だ、町の中の日の出もなかなかVery Good!


その数分後、川沿いに到着

びっくりしたのは、こんな町中でも、そしてすぐ横には大通りに車がビュンビュン走っているのに、こののんびりした空気は何でしょう。
そして水かきれい。


何事も無く町田を抜け、大和も過ぎ



知らぬ間に藤沢まで達してしまいました。

体力は全く問題なく、思いのほかあっけなく終わってしまいそうだったので、ここらで余裕ぶっこいて景色も良いところでbreakfastといきましょう。

そうですねー。ここまで時間にして1時間半ってところでしょうか。順調、順調!


ゆっくりした朝食を済ませ、残り海まで一気にひとっ走りです。この辺りから国道1号までの距離やら海抜やらの看板が背中をおしてくれます。
境川沿いの道は海まで続かず国1を過ぎた辺りから、ちょっとトラバス(横移動)して引地川沿いへ。

実はこの辺りは多少の土地勘があり、と言うのは実家を出て初めて暮した場所なのです。
そしてこの近辺の海でよくサーフィンもしていました。
当時、生まれ故郷の千葉に住んでいた頃から波乗りをやっていた僕は初めて湘南の海を見て唖然としたのを覚えています。「波ないのに、この数のサーファーはなに?????」

しかしこの辺りは一旦うねりが入り始めると、きれいな波がたつ事も付け加えておきましょう。
というのは、この辺りの地形は・・・、あっ、長くなるので辞めましょう。


そんなこんなで思ったよりあっけなく海とご対面ーん!
写真は引地川河口で超激混みポイント


富士さんドーン。


おまけに江の島バックにドーン!


結局、海まで走行時間だけで2時間くらいで着いてしまいました。この時点でまだ朝8時です。
しばらくの間ぼーっと海を眺め、「いざ江の島へ」立ちあがってみると所詮はビギナーです。多少の疲労感が襲って来ました。

ここから江の島まで海を眺めながら、そして秋の空気に包まれ湘南のおしゃれ感を満喫しながらのシーサイド・クルージングです。
ド田舎から出てきた時の事を思い出します。

そして最後の本丸へ


まずは秋の空をバックに江の島灯台、


オープン前のメインストリート


一番最初の鳥居です。

この鳥居の後からしばらく登り坂が続きます。

っと、登り始めて直ぐの事ですが、時右ひざに嫌な痛みが・・・。
この症状は昔からで長距離もしくは長時間走ったり、すると顔を見せる腸頸靭帯炎っていう奴です。

太もも外側を腰骨から膝まで走っている筋肉の腱もしくは付着部あたりの炎症が痛みの原因です。準備運動不足や急に激しい運動をすると起こし易いと言われています。
まさか自分がチャリンコ漕いでも発症するとは・・・。


膝関節うんちく:
対処法は、まずアイシングと安静です。
安静とはなるべく患部に負担がかからない姿勢がベストです。その姿勢は構造上、股関節と膝を曲げた格好(ちょうどうずくまる姿勢)がこの筋肉が一番ゆるむ姿勢です。更に付け加えると膝を伸ばしきる直前と曲げ始める直前が痛いのが特徴です。軽いものであれば数日で収まってしまいます。しかし、これを繰り返すと僕みたいに都度発生するようになってしまうのでケアは万全に!ちなみに変形性膝関節症は逆に痛くて稼働域いっぱいまで膝を曲げる事が出来ません。


とは言うもののチャリンコだし帰りもアップダウンは無いし問題ないでしょう。
と思ったのもつかの間、かっ階段が!!!

やもうえずチャリを担いで登る事に、そしてまだオープンしていない展望台に到着です。

江の島たのしーい

しばらく恒例の黄昏タイムの後、チャリンコ担いで下り階段。
その時です。ひっ膝がちょっと? いいえ、けっこう痛いかも。
でも、まぁ階段はここだけだしと思いつつ、なんとか下り切り、そして愛車に跨りぺダリング。
「やっぱし痛てーぞー。」
更に追い打ちをかけるように硬いシートに座り続けた尻が擦れて痛てー。

小田急線江の島駅から勇気ある乗車も脳裏をよぎりましたが、まだ時間が早いので気持ちにゆとりもあった為でしょう。容易にその案も打ち消し10時半くらいに海を後にしました。

それからはギヤを最軽にし尻をかばいながらの休憩とりまくりで家に到着したのが3時近かったかと思います。

総評すると結果的に余裕ではありませんでしたが、道も平坦で順調に行けば2時間くらいで着いてしまう。やはりビギナーコースのお手頃コースだと思います。
それよりも何よりも四季を感じれる、ミシュラン☆☆☆コースです。

なぜだろう?!すんごい楽しかったです。
次回はもっと荷物を減らして気軽に行けると思います。
フル充電完了、やさしが営業中です。


◆◆◆おまけ◆◆◆
まずはこの写真

このナメクジのお化けみたいな堰堤、中身は空気ではなく水だと思うのですが、
中身を抜いたり入れたりする事により高さ調整可能だし撤収も簡単そうです。
超画期的でないですか。
一人で納得&関心してしまいました。